伊勢神宮へ

先日、伊勢神宮に行ってきました。

ちょうど、長野から御神木が納められたタイミングで、それが2033年に行われる、20年に一度の式年遷宮に向けた最初の行事だったそうです。

ここから8年かけて準備が進められていくと知り、あらためて、物事ってすぐに完成するものではなく、時間をかけて整えられていくものだと思いました。

8年、と聞いて思い出したのが、ちょうど8年前、表参道でセッションを始めた頃のこと。あれから8年。ずいぶん前のことのようでもあり、つい最近のようにも感じます。そして8年後の私は、還暦を過ぎていて、どんなふうになっているのだろう。

後日、その御神木を、地域の方たちと一緒に曳く「木曳き祭」に、長野にお住まいのクライアントさんお二人が参加されていたと知ってびっくり。私が伊勢で目にした木が、その方たちの手によっても運ばれていたことを思うと、こんな繋がりがあるんだなあと、とてもうれしくなりました。

人生には、あとから気づく繋がりやタイミングがあって、おもしろい。本当に、よくできてる。

旅のあいだは、ほとんど雨。雨特有の静けさの中でのお参りになり、友人と一緒に、寒いのに夏限定の赤福のかき氷を食べたりして、楽しい旅でもありました。

御神木の前で警備をされていた方が、きっと何度も同じ質問をされているだろうに、丁寧に説明してくださって、そのことがなんだかありがたく、心に残っています。お話されるのも楽しいのかもしれないと思ったり。