身体と自然の脈
聴きに行ったお話その3
整体師の片山洋次郎先生 × 環境再生医の矢野智徳さんの対談。4時間、あっという間でした。
矢野さんからは、大地の再生の話。
小さな水の流れを人工的につくると、風が通り、泥水が澄み、水脈が生まれ、動植物が戻ってくる。
3ヶ月で(たしか)大地が緑に覆われ、見事なじゃがいもが育ったというお話に、人も自然もすごいと感じた。
自然は曲線。
なのに、今の人が作るものは直線的。
昔の人は循環が生まれる曲線を知っていて、縄文時代の建物は、大地と呼吸するようにできていたそう。
まるで木のように。
片山先生のお話からは、人の体も大地と同じだと知った。
血液や体液、気の流れ。
すべては曲線で、共鳴によって響き合う。
即興で踊っていると、自然に曲線の動きになるのは、当然のことだったのだと腑に落ちた。
そして、「年々暑さが増しているけれど、身体はちゃんと適応している」と聞いて、安心しました。


