ヒルマ・アフ・クリント展
身体というものは、本当におもしろい。
先日、この絵を目にした瞬間、何かが込み上げてきて、目頭が熱くなって…ちょっと焦った。(写真は絵の一部です)
想像していたより、男性的な印象だったヒルマ・アフ・クリントの作品の数々。降ろして描かれた世界は、色や形がこんなにも豊かで、いろいろと繋がっているかと思ったら、嬉しくなった。
自分には見えたり聞こえたりしなくても、見えない世界は確かに存在している。
今日はヒルマのドキュメンタリー映画を観に行き、「ヒルマの絵は、知力で理解するのではなく、身体で受け止める必要がある」というようなこと言っていて、うんうんとうなずいた。
ずっと知られずにいたこの存在を美術史に残したいという思いをもった人たちの熱さが強く感じられ、自分も熱くなった。シーンの間に差し込まれている水や緑などの自然の美しさも好きだった。展示会もだけど、映画もまた観たい。
大きな作品を運ぶ為に大勢の人で梱包して運んでいるシーンを観て、美術館でいろいろと観ることができるのはありがたいとも思った。
ヒルマ・アフ・クリント展は東京国立近代美術館にて
映画はユーロスペースで


