「丸くなるな 星になれ。」サッポロ黒ラベルの宣伝コピー。この言葉が好きで、ビールを選ぶときはつい星マークに手が伸びる。
最近、満月のクラスを準備していて気づいたのは、日常の中に丸いものがあふれていること。丸いお皿、丸い鍋、丸いランプ…。
そして星はとがった形だと思っていたけれど、実際は丸い。とがった星を描くのは、輝きの部分なのかもしれない。と、昨日ふと思った。
開きっぱなしはつかれる。だから外に向かって開くばかりでなく、丸まって休む時間を持ちたい。神経をも休ませる。星だって昼は休み、夜に輝く。
目を閉じて、横向きで丸まって、皮膚の温かさや身体の重さ、呼吸を感じる。
その余白ともいえる時間は、贅沢で、とても必要なように思う。
丸まる星っていいじゃない。



